陰キャ上等

言いたいことも言えないこんな世の中じゃPOISON

恋愛のアレや心のアレ

先日9/7は私の誕生日でした。21回目の誕生日もちゃんと家族や友達は祝ってくれて、プレゼントももらいました。

嬉しいは嬉しいのですが同時にショックなことも知りました。最近気になっていた子に彼氏がいることが分かりました。最後の最後にとんだサプライズ。しかも3ヶ月前からとのこと。親しくなって一年半くらい経ちますが何も知りませんでした。

 

自分は高校時代にラグビーをやっていたため体は頑強な方で、大学に来て下宿していても別に風邪なども引くことなく元気に過ごしていました。しかしこの一件を知って以来頭痛と咳、吐き気が止まらず、「病は気から」をひしひしと感じています。人体って脆くて面白い。

 

その子は非常に良い子で、今まで出会った人の中で一番優しいんじゃないかと思えるくらいでした。優しくされるとすぐ落ちる、オタク特有のアレ。昔一度告白したのですがあっさりもあっさり、フラれました。それからも付き合いは続き、友好関係は非常に良かったです。むしろ一度告白したためになんでも話せる仲になりました。でも向こうはそうではなかったみたいで、3ヶ月のラグはまあまあなショックでしたね。

と言うわけでぼくは今絶賛失意のズンドコベロンチョにいるわけです。なんか楽しそう。

 

失恋というのは何度しても慣れないもので、中々このメンタルを乗り越えるだけの気力は湧いてこないわけです。そこで私はとりあえず心の自傷行為に走りました。痛みに負荷をかけて、失恋の痛みに慣れさせようという魂胆です。まあ多分下手するとメンタルの許容量を天元突破してパッと死ぬかもしれないんですが。そんなギガドリルハートブレイクなんてそうそう起こらないですし、人間は案外強い生き物だと信じています。

とりあえず共鳴できる失恋ソングを聴いては泣き聴いては泣き、何周も聴いて慣れてきたら今度は歌って声に出してまた泣く。聴くだけと声に出して歌うのでは全然メンタルへの負荷が違いますね。言葉にすることで自分が好きだったという自覚を実感し、歌声は震え、吐息は嗚咽に変わり、それはそれは大の成人男性が号泣してしまうわけです。情けないですね、誰も観てないのが幸いです。

昔はボカロ=VOCALOIDにハマっていたため、とりあえず「ボカロ 失恋」でYouTube検索をかけるとすぐに沢山ヒットしました。ボカロは圧倒的に曲数・作詞者数が多いので、失恋に限らず自分の心情に合う曲を見つけやすく普通のJPOPの中から探すよりオススメです。ちなみにジミーサムPさんの「Calc.」Omoiさんの「過去形にできますか」のぼる↑さんの「適度なカンケイ」あたりが私の今の心情に近いです。とてもしんどい。

これが吉と出るか凶と出るのか今は全く分かりませんが、涙が出にくくなってくると強くなったのかなと思います。感情が死んでるだけなのかもしれませんが。

 

今回得た教訓は想いは隠しても何にもならんということですね。好きになったら好きになったときに伝えましょう。生まれたばかりの恋心は勘違い程度かもしれませんが、胸の内で潜め続けると後悔にしかなりません。伝えたいと思ったら伝えるのが良いです。別に恋愛に限らず、日本人は良く察する生き物ですが、それでも伝わりづらい感情の方が多いと思います。笑いながら怒り、笑いながら悲しみ、そんな人は沢山います。気持ちを言語化するのは照れ臭いですが、隠し続けても良いことには転じません。無論相手を傷つける事をズケズケと言う自称サバサバ系或いは無神経になれってことじゃないです。嫌なことは嫌と言うべきですが、それが自分のエゴなのか人間なら誰でも嫌なことなのかは分別つけましょう。

 

私はメンタルが子供なので、まだその子のことが好きです。自分でも驚きなのですが、寝たら忘れるなんて浅い恋心ではありませんでした。とてもしんどい。

理知的な左脳は「あの子にはもう彼氏がいるんだから諦めろ」って訴えてくるのですが、感情的な右脳くんは「うるせえ好きなものは好きなんじゃい!!!」で押し通してきます。この右脳くんの主張は左脳がどれだけ理性的に考えても全部跳ね返すほど強く、頑なです。どうしろと。

自分を励ます曲も勿論沢山知ってますし、他に自分のメンタルをポジティブな方へ持っていく手札は抱えているつもりです。牛丼汁だくみたいなジャンクで美味しいもの食べるとか。それでも簡単に切り替えられるものじゃないのが恋心。或いはこの失恋の痛みも味わっていたいのかもしれません。そうすればあの子のことが好きだと言う自覚が甘い気持ちにしてくれます。

 

心地よい自傷行為。苦く甘い失恋、そんな話でした。